求道

全食口へのメッセージ

拡散して欲しいレポート ①兄弟姉妹の皆さんへ (2018年11月25日)

兄弟姉妹の皆さんへ


兄弟姉妹の皆さん、昨今の韓半島情勢についてお伝えしたいと思いこの手紙を送ります。というのは、私達が信仰の祖国と尊敬してきた韓国が、お父様が「大韓民国が共産主義に敗れた場合は、跡形もなく消え失せてしまう」iと心配されたように、今にも滅びようとしており、また日本にも危機が迫ってきているからです。しかも、そのことに統一教会が少なからず責任があると考えるからです。(以下、述べることは、主に韓国の朝鮮日報(日本語版)などの記事をもとにしています。)


1、韓国の親北・反米

さて、アメリカの中間選挙も終わり、来年初めには第二回米朝首脳会談が行われるのではないかと言われています。そこで、米国を脅かす大陸間弾道ミサイルに搭載する核兵器のみ取り除くという、韓国としては最悪の取引が成立するかもしれない。そうした合意でトランプ大統領はノーベル平和賞を受賞することになるかもしれない、iiと韓国保守派は心配しています。

しかし、そうなったとしても、その原因は韓国の過激な親北・反米行動にあります。

大学生(親北)反米団体は、米大使館近くでデモを行い、ジェームス・マティス国防長官やジョン・ボルトン大統領補佐官の顔写真を付けた人形の首に縄をかけ、「絞首刑」のパフォーマンスを終えた後、「韓半島の平和を妨げる米国は去れ」「大統領が先頭に立って

在韓米軍を撤収させよう」などのスローガンを叫んだ。また、トランプ大統領の写真を燃やし、マティス国防長官やボルトン大統領補佐官の人形を土に埋めるパフォーマンスを行った。しかも、この日の写真をボルトン大統領補佐官のツイッターアカウントに数回にわたって送り付け、「これは始まりにすぎない」とコメントしているのです。iii

さらに、昨年には、反米団体のメンバー約3000人が、米国大使館を「人間の鎖」で包囲したり、11回も米国大使館に突入しようとしました。これに対し、米国大使館は、ソウル警察庁に警備人員の増員を要請したが、警察は難色を示し、iv今でもほぼ毎日、米国

大使館に対する反米デモが行われています。v

また、北朝鮮の宣伝機関が「南朝鮮に金正恩委員長崇拝旋風が巻き起こっている」と主張したように、11月8日には、親北・左派の13の団体が、ソウル都心で金正恩氏をたたえる集会を開いています。vi


それでも文在寅・韓国大統領は、金正恩委員長は「率直」「礼儀正しい」「戦略的」という形容詞を用いて、「北朝鮮の人々の生活をより重視する指導者がついに出現した」と言いました。このように現政権が金正恩委員長を持ち上げるから、ソウルのど真ん中で「金

正恩」「万歳」という叫び声が上がることになったのだ、と朝鮮日報では嘆いています。vii

文政権は、北朝鮮外務省が「南朝鮮当局も終戦宣言の問題を傍観するな」と主張すると、これに呼応するかのように、今年中に終戦宣言を実現させることを最重要課題としました。viii

ところが、金正恩委員長がポンぺオ米国務長官に「終戦宣言はさほど重要なことではない」と述べると、韓国政府内でも終戦宣言に向けた動きが突然消え、今度は北朝鮮への「制裁緩和」を主張しだしました。文大統領も10月中旬の欧州歴訪で、「国連制裁の緩和を通じて非核化を促進しなければならない」と訴えました。米国は「非核化先行」の原則を守っていますが、北朝鮮、中国、ロシア3国は、国連の制裁緩和を求める共同戦線を構築しています。

ix北朝鮮による脅威の当事者である韓国の大統領が、米国主導の強

力な制裁を切り崩そうという「反米共同戦線」の先頭に立ったのです。x

その文大統領は、今では「金正恩の主席報道官」xi、あるいは「金正恩のイメージメーカー」xiiと言われています。その文政権内で外交・安全保障政策を担うメンバーは、米韓同盟よりも南北融和に重心を置く。共通点は10年以上前に北朝鮮に「太陽政策」で臨んで

いた盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権を支えた面々です。

xiii

文大統領も盧武鉉元大統領の秘書室長として、2007年の南北首脳会談を実現し、北朝鮮との融和政策(太陽政策)を推進しました。その首脳会談で、盧武鉉氏は金正日委員長に対し、以下のような驚くべき発言をしていたことが明らかになっています。

「自分(盧武鉉)は、北の立場で米国と戦ってきたし、国際舞台でも北朝鮮の立場を弁護してきた。私は北朝鮮側のスポークスマン、あるいは弁護人の役割を果たし、時には顔を赤くして怒ったこともある。」xiv

「(金正日)委員長は、お前らは何をしているのかと仰いますが、我々も頑張っています。

在韓米軍が首都圏から移転することになっており、戦時作戦権も米国から返還されるようになっています。最近の世論調査によれば、我々(韓国)の安保に最も脅威的な国として米国が指目され、二番目が日本、三番目が北朝鮮です。10年前は想像もできなかったことです。これは(我々が)自主外交と民族共助を熱心にやった結果です。」xv

一国の大統領(盧武鉉)が、仮想敵国の指導者にヘリ下り、「我々はあなたの願い通りやっていますよ。韓国の左傾化の結果、アメリカや日本との関係悪化は進んでいますよ。褒めてください」と言わんばかりです (続く)


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